1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:15:27.85 ID:4H3g0hL00
【狩人が住む町】 

PART1 御曹司からの依頼 


東京都 練馬区 ──ジャパン── 

空き地── 

スネ夫「ここが待ち合わせ場所だったな」 

スネ夫「練馬区最高のテロリスト、超A級スナイパー、ノビタ13、か……」 

スネ夫「もうすぐ約束の14:00になるけど……」 

スネ夫「本当に来るのだろうか」 


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:18:37.24 ID:4H3g0hL00
14:30になった。

スネ夫「……来ないな」

スネ夫「バカバカしい、帰るか」

タッタッタ

ノビタ13「はぁ、はぁ、はぁ。待った?」

スネ夫「遅いじゃないか! 完全に遅刻だよ!」

ノビタ13「ごめ~ん、昼寝してたら寝坊しちゃって」

スネ夫(本当に大丈夫なのか、こいつ……?)

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:20:56.01 ID:4H3g0hL00
スネ夫「君がノビタ13……いや、デューク野比だね?」

ノビタ13「ぼくのこと知ってるの!? えへへ、なんだか照れるなぁ……」

ノビタ13「サインあげよっか?」

スネ夫「いや、いいよ(知らなかったら依頼なんかできないだろ……)」

ノビタ13「あ、ちなみに本名は野比のび太っていうんだ」

ノビタ13「時々間違えてのび犬って書いちゃうけど、アハハ」

スネ夫(もしかして、こいつ単なるアホなんじゃ……)

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:24:04.51 ID:4H3g0hL00
ノビタ13「用件を聞いてあげるよ!」

スネ夫「えぇと──」

ノビタ13「待った!」

スネ夫「え!?」

ノビタ13「そっちの土管を見たまま、しゃべってくれないと」

スネ夫「でもなんか、不自然じゃない? 土管を見たまましゃべるなんて……」

ノビタ13「イヤならいいんだよ、別に」プイッ

ノビタ13「君の依頼を受けないだけだから」

スネ夫「わ、分かったよ。いうとおりにするよ……」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:27:49.31 ID:4H3g0hL00
スネ夫「ぼくはこの通りルックスにも優れてて、お金持ちなんだ」

スネ夫「ぼくのパパは社長をやってるからね」

スネ夫「だからとても顔が広くてさ」

スネ夫「例えばこの間なんか、芸能プロダクションの社長との繋がりのおかげで」

スネ夫「伊藤つばさちゃんの誕生パーティーに招待されちゃったんだ」

スネ夫「しかも、特別席でだよ、特別席」

スネ夫「そしたら、つばさちゃんったらぼくの方を見て微笑んじゃって」

スネ夫「ぼくも、ついついつられて微笑み返しちゃったよ、ハハ」

スネ夫「いやぁ~ぼく、あの微笑みは一生忘れられないだろうね」

スネ夫「しかもその後、つばさちゃんからサインまでもらっちゃってさ」

スネ夫「あ、そうだ。ノビタ13、君にも見せてあげようか」

ノビタ13「ぐぅ……」ムニャムニャ

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:30:49.11 ID:4H3g0hL00
スネ夫「おい、ノビタ13!」

ノビタ13「むにゃ?」パチッ

スネ夫「なんで寝てるんだよ! これから面白いとこなのに!」

ノビタ13「ごめんごめん、だって話が長いんだもん」

ノビタ13「自慢話はいいから、依頼だけ聞かせてよ」

ノビタ13「パーッと、パーッと」

スネ夫「ちぇっ、分かったよ」

スネ夫「じゃあターゲットから説明させてもらうよ」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:33:53.91 ID:4H3g0hL00
スネ夫「ぼくがやっつけてほしいのは、剛田武」

スネ夫「ジャイアンってあだ名で恐れられているガキ大将だ」

スネ夫「体は大きいし、乱暴だし、空手や柔道をかじったりもしている」

ノビタ13「だれがやっつけるの?」

スネ夫「君に決まってるだろ!」

ノビタ13「えぇ~っ、おっかないなぁ」

スネ夫(無視しよう)

スネ夫「──で、あいつは人のオモチャとかを借りるっていって、ぶんどるんだ」

スネ夫「あいつに取られたオモチャは絶対に返ってこない……」

ノビタ13「ひどいことするなぁ」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:37:46.65 ID:4H3g0hL00
スネ夫「昨日も、ぼくは新しく買った飛行機のラジコンを取られちゃったんだ」

ノビタ13「ありゃりゃ……」

スネ夫「だから、あいつをコテンパンにやっつけてほしいんだ!」

ノビタ13「で、報酬は?」

スネ夫「漫画10冊」

ノビタ13「オッケー。じゃあ、仕事が終わったら裏山の千年杉に振り込んでね」

スネ夫「分かったよ」

ノビタ13「あ、あとくれぐれもウソはついてないだろうね?」

ノビタ13「ぼく、依頼人のウソやインチキは許さないからね」

スネ夫「こんな目にあってるのに、ウソなんかつくはずないだろ!」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:41:49.81 ID:4H3g0hL00
PART2 青い“狸”


野比家──

ノビタ13「ドラえもぉ~ん!」

ドラえもん「ノビタ13、どうしたんだい?」

ノビタ13「さっき依頼を受けてきたんだけど」

ノビタ13「標的がものすごく強そうなやつでさぁ」

ノビタ13「なんか道具出してぇ~!」

ドラえもん「まったく、いつもいつも君はぼくを当てにして!」

ドラえもん「一人でできないなら、狙撃手(スナイパー)なんかやるな!」

ノビタ13「だってぇ~!」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:45:41.33 ID:4H3g0hL00
ドラえもん「今からでも遅くない。一人でできないなら、依頼を断ってきなよ」

ノビタ13「できないよ、みっともない!」

ノビタ13「ぼくは練馬区で一番のスナイパーなんだよ」

ノビタ13「だからこそぼくは、利用価値を認められてだれにも狙われずにいるわけ」

ノビタ13「もし依頼を断ったら、ぼくは練馬中から狙われちゃうよ」

ノビタ13「ドラえもんは、ぼくがCIAやMI6やモサドに狙われてもいいの!?」

ドラえもん「う~ん……」

ノビタ13「もしかしたら、ぼくの仲間である君や──」

ノビタ13「君の恋人ミイちゃん、妹ドラミちゃんにも危害が及ぶかも……」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:48:18.39 ID:4H3g0hL00
ドラえもん「う~ん……」

ドラえもん「しょうがないなぁ、分かったよ」

ノビタ13「やった!」

ドラえもん「えぇと……」モゾモゾ

ドラえもん「空気──」

ノビタ13「待った!」

ドラえもん「な、なんだい?」

ノビタ13「ポケットから手を出す時は、ゆっくりと出してくれなきゃ!」

ドラえもん「もう、めんどくさいなぁ」ソローリ

ドラえもん「空気ピストル~!」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:51:39.74 ID:4H3g0hL00
ノビタ13「空気ピストル?」

ドラえもん「指にはめて“バン!”と叫ぶと、空気の塊が飛び出して相手を倒すんだ」

ノビタ13「ふぅ~ん……」

ドラえもん「あんまり嬉しそうじゃないね。君にピッタリの道具だと思うけど」

ノビタ13「もっとすごいのないの? アーマライトM16とか」

ドラえもん「あるわけないでしょ!」

ドラえもん「あったとしても、君じゃ使いこなせないよ、きっと」

ノビタ13「ちぇっ、じゃあ道具はそれでいいや」

ドラえもん「道具は、ってのはどういうこと?」

ノビタ13「音がさ、もう少しなんとかならない?」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:54:31.73 ID:4H3g0hL00
ノビタ13「“バン!”じゃ幼稚すぎるじゃない」

ノビタ13「“ドキュゥーン”とか“ガゥーン”とかで撃ちたいんだけど」

ドラえもん「えぇ~……」

ノビタ13「頼むよ、ドラえもん」

ノビタ13「ぼくがスナイパーとしてもっと有名になれば」

ノビタ13「君にもドラ焼きをいっぱい買ってあげられるだろうし」

ドラえもん「………」ジュルリ

ドラえもん「分かったよ。未来デパートに改造してくれるよう頼んでくる」

ノビタ13「さっすが、ドラえもん!」

ドラえもんはタイムマシンで未来に向かった。

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 21:58:48.33 ID:4H3g0hL00
PART3 親孝行


ノビタ13「ドラえもんが帰ってくるまでヒマだから」

ノビタ13「居間でテレビでも見てようかな」

野比家 居間──

玉子「ノビタ13、ちょっと肩を叩いてもらえる?」

ノビタ13(うぇ~……)

ノビタ13(でも仕事の前だし、たまには親孝行もいいかな)

ノビタ13「分かったよ、ママ」スッ

玉子「私の背後に立つんじゃありません!」

バキィッ!

ノビタ13「いたたぁ……! さすがは、ぼくのママだ……」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:01:32.22 ID:4H3g0hL00
PART4 “出来すぎる”情報屋


ドラえもん「はい、改造してもらってきたよ」

ノビタ13「ありがとう、ドラえもん!」

ドラえもん「さっそく標的のところにいくのかい?」

ノビタ13「いや……まずは情報を仕入れてこないとね」

ノビタ13「じゃ、行ってきまーす」

ドラえもん「頑張ってきなよ」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:06:57.38 ID:4H3g0hL00
出木杉家──

ノビタ13「こんにちは~」

出木杉「やぁ、ノビタ13じゃないか。どうしたの?」

ノビタ13「ちょっと教えてほしいことがあるんだ」

出木杉「教えてほしいこと?」

ノビタ13「ジャイアン、について教えて欲しいんだけど。ぼくの標的なんだ」

出木杉「………」

出木杉「……ここじゃ、まずいね」

出木杉「中に入ってくれ」

ノビタ13「おじゃましまぁ~す」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:08:48.96 ID:4H3g0hL00
パソコンを操作し、ジャイアンのデータを呼び出す出木杉。

ノビタ13「どんなやつなの?」

出木杉「恐ろしい相手だよ」カチャカチャ

出木杉「本名、剛田武。家は自営業で、家族構成は父母に妹が一人」

出木杉「あとペットに、ムクっていう犬がいる」

ノビタ13「ぼくも犬を飼いたいなぁ」

出木杉「趣味は色々あるけど、代表的なものは二つ」カチャカチャ

出木杉「一つは野球で、草野球チーム『ジャイアンズ』の監督兼ピッチャーをしている」

出木杉「チームの成績は、あまりよくないみたいだけどね」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:12:05.45 ID:4H3g0hL00
出木杉「もう一つは歌うことなんだけど、これがもっとよくない」カチャカチャ

出木杉「彼の歌唱力はNBC兵器(大量破壊兵器)にも匹敵すると」

出木杉「各国の情報機関から警戒されている」

出木杉「彼のリサイタルが第三次世界大戦の引き金になるのでは、と見る専門家もいる」

ノビタ13「ふぅ~ん」

出木杉「もちろん、基本的な武力も備わっていて」カチャカチャ

出木杉「その圧倒的な体格と腕力で、練馬区月見台の小学4年生を統率している」

出木杉「ノビタ13、この仕事はかつてない難易度になるだろう」

ノビタ13「えぇ~仕事断ろうかな、やっぱり……」

出木杉「……でも、弱点もある」カチャカチャ

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:15:44.02 ID:4H3g0hL00
ノビタ13「なぁんだ、それを最初からいってよ」

出木杉「彼の弱点は、母親なんだ」

ノビタ13「ママが弱点なの?」

出木杉「うん。さすがの彼も母親には頭が上がらないらしい」

出木杉「ぼくが持っている情報はこれぐらいかな。あとは君次第だ」

ノビタ13「ありがとう」

出木杉「明日の学級新聞を楽しみにしているよ」

ノビタ13「任せてよ」

ノビタ13は10円玉を出木杉の机に置くと、出木杉家をあとにした。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:17:34.05 ID:4H3g0hL00
PART5 仕事前の……


ノビタ13「武器も手に入れたし、情報も手に入れた」

ノビタ13「あとはジャイアンをやっつければ、めでたしめでたし、なんだけど……」

ノビタ13「やっぱりこのままじゃ物足りないよね」

ノビタ13「超A級スナイパーは女の子とエッチなことをしなくちゃ!」

ノビタ13「ぼくの相手にふさわしいのは、やっぱりしずちゃんだよなぁ」

ノビタ13「というわけで、しずちゃんのところに行こう!」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:20:48.03 ID:4H3g0hL00
源家──

しずか「あら、ノビタ13。どうしたの?」

ノビタ13「えへへ、お願いがあるんだけど」

しずか「なにかしら」

ノビタ13「二人でいっしょに作らない?」

ノビタ13「赤ちゃん」

バチン! ガリガリガリ! ベチン!

ノビタ13「せ、せめてスカートめくらせて」

ガンッ! バリバリバリ! ビタン!

しずか「ノビタ13なんて、最低っ!」

ノビタ13「トホホ……」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:22:59.08 ID:4H3g0hL00
PART6 苦肉の策


野比家──

ノビタ13「ドラえもぉ~ん!」

ドラえもん「ノビタ13、ジャイアンをやっつけられたかい?」

ノビタ13「まだだよ」

ドラえもん「えっ、まだだったの」

ノビタ13「だってぇ~やっぱり仕事の前にエッチな場面がないと……」

ドラえもん「エッチな場面、ねぇ」

ノビタ13「この際ぼくがエッチの当事者じゃなくてもいいよ」

ノビタ13「エッチな場面作成マシーン、とかないの?」

ドラえもん「ないよ、そんなもの」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:26:28.73 ID:4H3g0hL00
ドラえもん「しょうがない、ぼくがやってあげよう」

ノビタ13「えっ!?」

ドラえもん「ぼくがミイちゃんと愛を語り合うから、それで我慢してよ」

ノビタ13「いいなぁ、ドラえもんばっかり」

ドラえもん「ぼくだって、イヤイヤやるんだ。君のためなんだぞ」

ノビタ13(ウソをつけ)

ドラえもん「ここじゃ恥ずかしいから、屋根の上でやるとしよう」

ノビタ13「でもロボットと猫のラブシーンなんて、面白いもんじゃないからね」

ノビタ13「長々やると、このSSの人気が落ちる」

ドラえもん「いいや、2レスほどやる!」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:29:57.77 ID:4H3g0hL00
屋根の上──

ドラえもんとミイは愛を語り合った。

ドラえもん「ミイちゃん、ぼくは世界で一番君を愛しているよ!」

ミイ「アオオ~~~ッ!」

ミイ「ミャ、ミャ、ミャ~~~ッ!」

ドラえもん「ミイちゃん。ぼくは君なしでは生きていけないよ!」

ドラえもん「君もぼくなしじゃ生きていけないだろ!?」

ミイ「ミャオ~ンッ!」

ミイ「オ、オ、オ~~~ッ!」

ドラえもん「ミイちゃんの魅力には小判どころか、どんな大金だってかなわない!」

ミイ「ミャオオ~~~ッ!」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:32:40.60 ID:4H3g0hL00
ミイ「ミャオ~ッ! ミャオ~ッ!」

ドラえもん「ミイちゃんっ! 愛してるよっ!」

ドラえもん「ぼくの君への愛は、とても四次元ポケットなんかには入りきらないよ!」

ミイ「ミャオオオオ~~~ッ!」

ミイ「オ、オ、オ~~~ッ!」

ドラえもん「ぼくのペタリハンドで、君とぼくの心をくっつけてみせる!」

ミイ「ミャ~~~ン!」

ミイ「ミャオ、オ、オ~~~ッ!」

ドラえもん「ぼくは君のためなら、地球だって破壊できるよ!」

ミイ「ミャオ~~~~~ンッ!」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:36:32.40 ID:4H3g0hL00
PART7 対決


町の道路──

ノビタ13(ドラえもんのやつ、うるさすぎだよ。近所から苦情が入ったじゃないか)

ノビタ13「でも出木杉に、ジャイアンの家の住所は教えてもらったし」

ノビタ13「ジャイアンのママにいいつけて、やっつけてもらえば解決だ」

ノビタ13「これで漫画10冊は頂きだ。よかった、よかっ──」

ノビタ13「!」

ノビタ13は目の前から歩いてくる人間が、ジャイアンだということに気づいた。

ノビタ13「ジャ、ジャイアン!」

ジャイアン「ん? なんだお前、なんか文句あんのか」

ノビタ13「い、いい天気だね」

ジャイアン「ちょうどいいや。俺、ムシャクシャしてたんだ」

ジャイアン「思いっきり殴らせろ!」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:40:28.74 ID:4H3g0hL00
ノビタ13(こうなったら予定変更、やるしかない!)

ノビタ13は、空気ピストルを構えた。

ノビタ13「バン!」

シ~ン…

ジャイアン「?」

ノビタ13「あ、あれ……?」

ノビタ13「バンッ! バンッ! バンッ!」

シ~ン…

ノビタ13「お、おかしいな」

ジャイアン「なんだそりゃ、こけおどしか?」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:42:32.15 ID:4H3g0hL00
ノビタ13『音がさ、もう少しなんとかならない?』

ドラえもん『分かったよ。未来デパートに改造してくれるよう頼んでくる』



ノビタ13(思い出した……。“バン!”じゃなくなったんだった……)

ノビタ13「ダダキューンッ!」

シ~ン…

ノビタ13「ズバドドーンッ!」

シ~ン…

ノビタ13(し、しまった。ぼく、どんな音にしてくれって頼んだっけ!?)

ジャイアン「そろそろこっちからいかせてもらうぜ」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:44:50.01 ID:4H3g0hL00
ジャイアン「うおおおっ!」ダダダッ

ノビタ13「ひっ! バババーンッ! ズババーンッ! チンカラホイッ!」

シ~ン…

ノビタ13「キーボウッ! フーコッ! リルルッ! バンホーッ! ピースケッ!」

シ~ン…

ジャイアン「うおりゃあっ!」ブオンッ

ドカバキボカッ! ボコバキメキッ! ズガドゴガスッ!

ノビタ13はギタギタのメタメタにされた。

ジャイアン「へっ、どんなもんだい」

ジャイアン「あースッキリした。帰るとすっか」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:47:31.52 ID:4H3g0hL00
ノビタ13「ま、まだまだ……勝負はこれからだ!」ヨロッ…

ジャイアン「なんだと!?」

ボカドカドゴッ!

ジャイアン「はぁ、はぁ、まいったか」

ノビタ13「まだまだ……」ムクッ

ジャイアン「しつっこいぞ!」

ノビタ13「どうにかして君に勝たないと……」ガシッ

ノビタ13「依頼人から……漫画10冊を……」

ノビタ13「もらえないんだ!」

ジャイアン「知ったことか!」

ボカッ!

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:50:41.26 ID:4H3g0hL00
ノビタ13はボロボロになってしまった。

ジャイアン「ぜぇ、ぜぇ。もういいだろ、諦めろ」

ノビタ13(ダ、ダメだ……やっぱり道具なしじゃかなわない……)

すると──

ジャイアン母「タケシ! あんたなにやってんだい!」

ジャイアン「ゲッ、母ちゃん!?」

ジャイアン母「あんたまた、よそのスナイパーをいじめて!」

ジャイアン「ちがうんだよ、これは……」

ジャイアン母「今日という今日は、許さないからね!」

ノビタ13(た、助かった……)

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:53:44.97 ID:4H3g0hL00
PART8 謀られた狩人


野比家──

ノビタ13「──とまぁ、危ないとこだったけど、依頼は達成できたよ」

ノビタ13「空気ピストルの発射音を忘れちゃった時は、もうダメかと思ったよ」

ドラえもん「まったく君らしいミスだね、ノビタ13」

ドラえもん「でもよかったじゃないか。仕事は成功したんだから」

ノビタ13「まあね」

ノビタ13「ついでにジャイアンがオモチャを奪ってることもいいつけて」

ノビタ13「依頼人のラジコンを取り戻して、返してやったしね」

ドラえもん「じゃあ、あとは裏山に振り込まれた漫画を取りに行くだけだね」

ノビタ13「うん、行ってくるよ」

ドラえもん「あ、ぼくにも読ませてよ」

ノビタ13「もちろんさ!」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:56:29.57 ID:4H3g0hL00
裏山 千年杉──

ノビタ13「ないっ!?」

ノビタ13「あれ!? ない、ないぞ! 漫画なんかどこにもないっ!」

ノビタ13「どういうことなんだ!?」

ノビタ13「まさか依頼人のやつ、ぼくにインチキを……」



野比家──

骨川家に電話をかけるノビタ13。

ノビタ13「どういうことだよ、これは!?」

スネ夫「依頼? 漫画10冊? なんのことかなぁ~?」

ノビタ13「君ってやつは!」

スネ夫「いいがかりは止めてくれないかな。じゃあね」ガチャン

ノビタ13「………」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 22:58:51.01 ID:4H3g0hL00
PART9 裏切りの代償


空き地──

スネ夫はノビタ13が取り戻したラジコン飛行機で遊んでいた。

ブゥ~~~ン

スネ夫「アハハ、愉快愉快」

スネ夫「ノビタ13、やっぱりおつむが足りてなかったな」

スネ夫「ジャイアンは痛い目にあって、ラジコンも取り戻せたってのに」

スネ夫「バカ正直に漫画10冊なんか払うわけないじゃんか、アハハ」

スネ夫「いやぁ、それにしてもぼくの操縦テクニックはすばらしいなぁ」

ザッ

ノビタ13が現れた。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 23:00:26.92 ID:4H3g0hL00
ノビタ13「スネ夫、君はぼくのルールを破った……」

スネ夫「なんだよ、デューク野比。いや、もうノビタ13でいいか」

スネ夫「まさか、ぼくとケンカするってのかい?」

スネ夫(ぼくはジャイアンとこいつの対決をこっそり見てたけど)

スネ夫(はっきりいってメチャクチャ弱かった!)

スネ夫(なんでこんなやつが超A級スナイパーとかいわれてるんだか……)

スネ夫(こんな奴には、漫画1冊だって払うのが惜しいくらいさ)

ノビタ13「そのつもりだよ」

スネ夫「いいだろう。受けて立とうじゃないか」

スネ夫「でも、あのラジコンを着陸させるからちょっと待ってくれないかな」

ノビタ13「その必要はないよ」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 23:03:35.30 ID:4H3g0hL00
ノビタ13「ガゥーン」

ビシッ!

ヒュ~~~…… ガシャン!

ノビタ13は空気ピストルで、ラジコン飛行機を撃ち落とした。

スネ夫「な!?」

スネ夫(ウソだろ!?)

スネ夫(100km/h近くで空中を飛んでるラジコンを、あっさり撃墜するなんて!)

スネ夫(しかも今日はかなり風が強いのに!)

スネ夫(こ、これが……ノビタ13!)

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 23:05:27.16 ID:4H3g0hL00
スネ夫に空気ピストルの銃口を向けるノビタ13。

スネ夫「ま、待ってくれ! ちゃんと漫画10冊、いや20冊払うから!」

ノビタ13「いったはずだよね」

ノビタ13「ぼく、依頼人のウソやインチキは許さないって」

スネ夫「ヒィッ! た、助けてぇっ!」

ノビタ13「ドキュゥーン」





END <2012年1月作品>

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 23:08:17.00 ID:LEol9SpG0
・・・終わりかな?


構成がきちんとゴルゴ13っぽくっていいわwwww

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/29(日) 23:10:32.27 ID:y5hFb4zhO